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2024年02月19日
葬祭 豆知識 薄墨編
最近は、お葬式も家族葬が多くなり皆様もに出席されることが随分減ったのではないかと思います。
香奠も辞退されるところが多くなりましたが、一葉は用意して持っておかないと受付で何もしない分けには行きませんよね。
そこで、今回は簡単な葬祭知識をご紹介致します。
皆様は、香奠と書くとき墨の色は薄墨で書くものと大半の方々は思われていると思います。
しかし、スパーやコンビニに置かれている香奠袋は濃い墨の短冊が入っています。
何故、薄墨で無いのでしょうか?
本来、薄墨を使って「香奠」と書くのは関西地方だけの習慣だったんです。
亡くなられた方を思い涙で薄れると言う意味で薄墨を使用しています。
薄墨の地域も少しずつ広がり現在では東は愛知県・西は山口宇部あたりまで広がっています。
では、濃い墨で「香奠」と書くのは何故なのでしょうか?
亡くなられた方への悲しみが深いと言う意味で、この悲しみが深ければ深いほど色は濃くなると言われています。
主に関東を中心とした地域では濃く書かれています。
商品が市場に2種類あるのはこのような地域の習慣があるからです。
何が正しくて何が間違っているのではなく、まさしく日本の地域文化の特徴の表れだと思いますので、関西の方が関東に香奠を持って行く時は関西風の薄墨で書かれたら良いと思いますし、関東の方が濃いい墨で香奠を持ってこられても「この人、間違っている」と思わないで下さい。
by Sumino